【新唐人2015年03月21日】3月19日、貴州省安順市普定県(ふていけん)第一中学の生徒400人以上が食中毒で病院に搬送されました。このことが原因で、生徒数千人が食堂や宿舎の設備などを破壊し、抗議しました。
普定県第一中学の新しいキャンパスでは、食堂がまだ完成されていないため、近隣の職業学校の食堂を借りていました。しかし、食事時間になると、長い列を作って順番を待たねばならず、多くの生徒は食事ができないそうです。仕方なく値段の高い売店の食品で間に合わせますが、それもあっという間になくなるそうです。
生徒によると、19日夜、多くの生徒に食中毒の症状が現れ、病院に搬送されました。このことで不満が爆発した生徒数千人が、学校の備品や設備を破壊し抗議。大勢の武装警察が出動し、20日午前2時になってようやく収まりました。
普定県第一中学(高校)生徒
「昼のある料理が腐っていました。夜の自習終了後、私も嘔吐しました。ほとんどの生徒が下痢や嘔吐をしました。夜には多くの救急車が来て、食中毒の生徒を運びました。だから抗議のために物を壊しました。正確な人数はわかりませんが、どの階にも特殊警察がいました」
生徒によると、食堂の料理は鮮度に問題があり、学校が始まってわずか数週間で多くの生徒が胃炎や腸炎にかかり、下痢や嘔吐、意識不明などの症状が現れたそうです。19日には400人あまりが病院に搬送され、地元の病院がいっぱいになりました。
普定県第一中学(高校)学生
「料理が腐っていました。私は急性胃腸炎を患っており、その日 地元病院に行きました。病室がいっぱいになっていました。それでも次々運ばれてきていました」
普定県第一中学には3000人あまりの生徒が在籍しており、1年生全員と2年生の一部が新しいキャンパスに移ったばかりでした。全寮制をとっており、食事は学校でしか取れず、勝手に学校を離れた場合は処分されるといいます。また、生徒が学校を休む場合は保護者が身分証を持参し、学校で手続きをしなければならないそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/03/21/a1186215.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/李)